2018年01月19日(金)

お水のお話vol.7 塩素の壁が崩された

平成6年夏
湘南のある雑居ビルで水道水による集団感染事件が起きました。
被害は736人中461人

この時水道局は、専用水道と言ってビル管理の
受水槽の水だったので
さしたる対応をしなかったんです。

 
ところが2年後
60㎞しか離れていない人口14,000人足らずの町で
住人の7割近くが下痢を訴える集団感染事件が再び
起きるんです。

過去最悪の感染率です。

水道関係者は大きなショックを受けました。


塩素が効かない!


原因は、硬い殻に覆われた耐塩素性原虫
クリプトスポリジウムでした。

環境中ではジ~~としてて
他の微生物に捕食されたりしてるんですが
ひとたび口から入ったら
体内で爆発的に増殖するんです。

糞便性で伝染るんです。


厚生省は緊急に暫定対策指針を策定し布告します。


濁度を20分の1まで落とせ!

今日まで半世紀以上も水系感染症を抑え込んで
きた水道は、塩素消毒に絶大な信頼を寄せて
いただけに、衝撃は非常に大きかった。


それでもサスガ世界に誇る日本の浄水技術です。
〔濁度95%ダウン〕をやってのけるんですねえ。

もちろん、それができない浄水場もありますから、
そこでクリプト原虫が検出されたら

給水停止! からの

給水車出動!

って手段でクリプト感染症に対抗しています。
(今いまの話です)

クリプトスポリジウムのおかげと
言ってはなんですが、
実際、それ以降、全国の浄水場は改修され
浄水システムはかなり高度化されました。

水道料金も上がっちゃいましたけど…

ほかにもジアルジア、レジオネラ菌など
通常の塩素消毒では不十分な微生物が
いっぱいいます。

塩素消毒は必殺ワザではなくなったんです。

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2018/01/19 22:15 | お水の話

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